「今」を過去のものとして未来から眺め返すこと

趣味とはまさに没我の境地に私たちを連れて行ってくれるものでなくてはならないと私は考えます。利益の伴わない向上心・探求心、これらは私たちに底抜けの快感を与えてくれます。カメラは誰もが手にしたものであるでしょうし、写真は誰もが撮影し、撮影されたことがあるものでしょう。眺めているだけでは足りない、これからの人生において、きっと何度も振り返りたくなるであろう、目前の景色にふとそんな風に感じたことがきっと誰しもあるはずです。そんなときに私はカメラのシャッターを切るのだと思います。もちろん趣味ですからプリントアウトしたその写真を誰かに見せたところで、彼らをうならせることができる出来栄えのものは千枚に一枚ほどしかないでしょう。しかし重要なのは美しさやテクニックよりも、その写真から汲み取ることができる、撮影者の意図であり視点・被写体から感じ取ることができる躍動感や感情です。目前の景色に抱く思いは必ず写真に反映されると私は思っています。写真を撮ることによって、写真を見る目が養われる。「見る」ときの感性が養われると、「撮る」ときの視点も磨かれる。そこがカメラを趣味にすることの醍醐味であり面白さなのでしょう。カメラのレンズを通して「今」を過去のものとして未来から振り返り眺めることができる。小さな魔法がカメラには詰まっているのです。

修復歴 車査定

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